ドゥダ大統領は米CNNテレビの取材に対し、次のように発言した。
ロシアは2014年にもウクライナに侵攻した。それ以前はグルジア(ジョージア)に侵攻した。これらの攻撃は挑発を前提とはしていなかった。そしてその都度、我々は「ロシアとの対話を維持する必要がある」と耳にしてきた。しかしロシアとは対話しても無意味なのだ。
CNNの司会者がロシアとの連携を拒否した際、どのような結果が生じるかについて質問したところ、ドゥダ大統領は続けて次のように回答した。
ウラジーミル・プーチンにとても厳しい条件を突きつける必要がある。そして、「これらの条件に同意しない場合、あなたと話すことは何もない」と言ってやるべきだ。
また、ウクライナの状況についてポーランド側はEU(欧州連合)と連携しており、ウクライナ政府への支援を継続すると同時に、対露制裁の強化に向けて協議を進めている。その他、具体的な結果をもたらさないロシア側との対話は、単に軍事作戦の時間稼ぎを許すことになると警告した。
先にロシアのラブロフ外相はウクライナとの交渉においてミンスク合意の失敗を繰り返してはならないと表明し、ウクライナ政府と誠実で一貫した交渉を行う用意があると表明した。また、ロシア語の問題、ロシア系住民の人権、ウクライナ全域のナチス化は交渉プロセスの助けにはならないと指摘していた。さらに、ウクライナ側に対しては自らの利益を優先し、遠くから指示を出すアドバイザーに耳を貸さないことを期待すると助言していた。
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