非友好国は海賊行為に走り、ロシアを強奪 露首相

ロシアのミシュスティン首相は7日、制裁で真っ先に打撃を受けたのはロシアの金融システムであり、非友好国は典型的な海賊行為に走り、ロシアの資産を凍結し、これによってロシアを強奪したと非難する声明を表した。
この記事をSputnikで読む
ミシュスティン首相は制裁の目的について、ロシアを世界から切り離し、数年、いや数十年も前の状態に後戻りさせることだったと述べ、制裁を作り上げた人物らは数日でロシア経済の破綻を目論んだが、そんなことは起きなかったと指摘した。
ミシュスティン首相は金融システムの他に制裁で大きな打撃をうけたのが航空機産業と指摘し、ロシアへの民間機の供給禁止、ロシア企業との契約破棄などのすべてが、「ロシアの航空機産業の廃止」を狙ったものだったと語った。
プーチン大統領 世界の食糧市場の状況悪化に言及
ミシュスティン首相は、これをロシア経済は持ちこたえたどころか、逆に「可能性のための稀有な空間」が開けたため、これを利用しない手はないと付け加えた。
ミシュスティン首相はこう述べた上で、現況は「過去30年間のロシアの歴史の中で最も困難」ではあるものの、ロシアを世界経済から追い出すことは不可能と指摘し、その理由をロシアがグローバルなプロセスに組み込まれているからだと説明した。
関連ニュース
国連安保理からのロシア排除はできない=米国連大使
米国、ズベルバンクに対しさらに厳しい制裁を検討=WSJ
コメント