ミシュスティン首相は制裁の目的について、ロシアを世界から切り離し、数年、いや数十年も前の状態に後戻りさせることだったと述べ、制裁を作り上げた人物らは数日でロシア経済の破綻を目論んだが、そんなことは起きなかったと指摘した。
ミシュスティン首相は金融システムの他に制裁で大きな打撃をうけたのが航空機産業と指摘し、ロシアへの民間機の供給禁止、ロシア企業との契約破棄などのすべてが、「ロシアの航空機産業の廃止」を狙ったものだったと語った。
ミシュスティン首相は、これをロシア経済は持ちこたえたどころか、逆に「可能性のための稀有な空間」が開けたため、これを利用しない手はないと付け加えた。
ミシュスティン首相はこう述べた上で、現況は「過去30年間のロシアの歴史の中で最も困難」ではあるものの、ロシアを世界経済から追い出すことは不可能と指摘し、その理由をロシアがグローバルなプロセスに組み込まれているからだと説明した。
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