同局によると、日本政府はロシア人外交官の追放に慎重な立場だったものの、ブチャで起きた出来事を受けてその姿勢が揺らいでいる。日本政府内では「次元が変わった」との見方が広がっているという。
欧米諸国では、ロシア人外交官を一斉に追放している。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官はテレビ局「ロシア1」の放送で、この状況は在外公館を「無力化する試み」だと指摘した。その後、同省のウェブサイトに、ロシア政府は報復するというザハロワ氏のコメントを掲載した。
ロシア国防省は3日、ウクライナ・キエフ州ブチャにおける民間人殺害について、ウクライナ側による非難を否定した。ロシア国防省では、ロシア軍は3月30日に完全にブチャから撤退しており、「犯罪を証明するもの」は、ウクライナ安全保障当局職員が同市に到着してから4日後になってようやく表に出たとしている。ロシア国防省はまた、3月31日のブチャ市のフェドルク市長がビデオメッセージの中で市内にロシア兵はいないと発言したこと、さらに市街における一般市民に対する銃撃について何の言及もなかったことを強調している。
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