日本の外務省は8日、ロシア人外交官8人を国外へ追放すると発表した。この8人とは駐日ロシア大使館の外交官とロシア通商代表部の職員。
日本の外務省の森次官が、ガルーシン駐日ロシア大使に国外への退去を求めると伝えたという。
同省関係者はロシア人外交官について、「日本の外交姿勢を示す象徴的な行為だ」と語った。
日本政府は8日、ウクライナ北部ブチャで起きた出来事に関連して、一部のロシア人外交官の国外追放を検討すると明らかにしていた。
日本政府はロシア人外交官の国外追放については慎重な態度を示していたが、フランスやドイツなどの欧米諸国がロシア人外交官を国外に追放する措置を決定したのを受け、日本も足並みをそろえる形となった。
日本による外交官の国外追放
これまで日本が国外へ追放した外交官は3人のみ。
日本は1973年、韓国の金大中氏(後の韓国大統領)の拉致に関与した韓国人外交官を国外へ追放した。
2006年には、ヤクザと地下カジノを組織したとしてコートジボワール人外交官を追放。
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