同氏は、「我々は新STARTの義務を厳格に履行しており、米国が同条約の規定を完全に遵守するよう注意深く見守っている」と述べた。リャブコフ氏によると、ロシアと米国は、今春に新STARTに関する二国間協議委員会の開催を予定していたが、延期せざるを得なくなった。しかしロシア連邦には開催の用意があり、あとは米国の意欲の問題だという。同氏は、スイス当局のロシアに対する非友好的な行動により、スイスのジュネーブはもはや米国とのコンタクトの場として妥当ではないと指摘した。チェコのプラハで2010年4月8日、ロシアと米国との間で戦略的攻撃兵器のさらなる削減と制限を定めた条約「新戦略兵器削減条約(新START)」が締結された。2021年2月、両国はこの条約を5年間延長した。関連ニュース