EUが発表した第5次制裁パッケージの個人のリストには、ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官やウラジーミル・プーチン大統領の2人の娘、マリア・ヴォロンツォワ氏とカテリーナ・ティホノワ氏が対象に含まれている。
このほか、ロシア最大手ズベルバンク(ロシア貯蓄銀行)のゲルマン・グレフCEO、アルミニウム製造大手の「ルサール」でオリガルヒ(新興財閥)の一人であるオレグ・デリパスカCEO、パイプライン建設企業などを所有し、同じくオリガルヒ(新興財閥)の一人であるボリス・ローテンベルク氏およびイーゴリ・ローテンベルク氏も制裁の対象となっている。また、複数の主要ロシアメディアのトップも含まれている。
さらに、VTB、ソフコムバンク、ノヴィコムバンク、アトクリチエ銀行の4銀行や軍事企業などを含む18の団体が制裁対象となった。
制裁の対象となった個人および団体は、EU内のすべての資産の凍結が規定される。また、個人はEU国内へ渡航が禁止となる。
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