8日、ドネツク人民共和国の領土防衛本部は、ウクライナ軍がクラマトルスクにミサイル攻撃を仕掛け、ロケット弾の破片が鉄道駅付近に落下したと発表した。ドネツク人民共和国のデニス・プシーリン代表は、クラマトルスクでの挑発行為には2発のトーチカUミサイルが使用されており、このミサイルがウクライナ軍の軍備にのみ存在すると指摘した。プシーリン代表によると、犠牲者は未成年者数人を含む約50人。
サキ報道官は会見で、この事件を「戦争犯罪」と評し、確証もなくロシアを非難した上で、「この攻撃への調査にまつわる取り組みを支援する」と述べた。
ロシア外務省は8日、ウクライナ政府はクラマトルスクでのトーチカUミサイル攻撃の責任を逃れることはできないだろうと表明した。
先に、ロシア国防省は、クラマトルスク駅へのロシアの攻撃にまつわる声明を否定した。同省は、クラマトルスク駅付近で破片が発見され、目撃者が公開したトーチカUミサイルは、ウクライナ軍だけ使用していることを強調。また同省は、3月14日、ウクライナ軍が同じくトーチカUミサイルを用いてドネツク中心部を攻撃し、17人が死亡、36人が負傷したことに言及した。
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