ウィル・スミスさん、アカデミー賞授賞式や関連イベントの出席禁止に 今後10年間

米アカデミー賞の主催団体「米国映画芸術科学アカデミー」のプレスサービスは、先月末に行われた授賞式でプレゼンターを平手打ちした出来事を理由に、俳優のウィル・スミスさんについて、授賞式を含む関連イベントへの参加を10年間禁止とした。
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アカデミーによる会員向けの声明には「本日、(アカデミーの)理事会は、2022年4月8日から10年間、スミス氏に対し、アカデミーの授賞式やすべてのイベントへの対面およびオンライン形式での参加禁止を決定した」と述べられている。
先に、スミスさんは自らの意志でアカデミーを退会した
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3月28日、アカデミー賞授与式でプレゼンターがスミスさんの妻ジェイダ・ピンケット・スミスさんを侮辱したとして、夫で俳優のウィル・スミスさんがそのプレゼンターを平手打ちするという出来事が起きた。スミスさんは今回のアカデミー賞授賞式で映画『ドリームプラン』により初めて主演男優賞を受賞した。スミスさんは自身の行動について謝罪したものの、アカデミーの初動には非難が殺到した。
声明には「授賞式は、その年に素晴らしい活躍をした人々の功績を祝うものだったが、壇上でスミス氏が見せた容認できない危険な行動は暗い影に落とした」と述べられている。
さらに、アカデミーは、授賞式当日に「不測の事態への備えがなかった」と説明し、「適切に対応できなかった」と謝罪の意を表した。また、「異例の状況で冷静さを保った(プレゼンターの)ロック氏に感謝し、ノミネート者、授与者、受賞者に対しても放送中の落ち着きと寛大さについて感謝する」とした。
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