砂嵐は7日、イラク北部で発生。これにより、クルド人自治区の首都エルビルを離着陸する航空便が相次いで欠航した。砂嵐は南下を続け、バグダッドやナーシリーヤなどの都市にも広がった。同国保健省のサイフ・バドル報道官は9日、砂嵐の影響で全土で数十人が入院していると発表した。また、気象局のアメル・ジャブリ長官によれば、イラクでは砂嵐は珍しくないものの、干ばつや砂漠化、降雨量の減少により発生回数が増加している。イラクは気候破壊に対して極めて脆弱で、近年は記録的な少雨と高温に見舞われているという。