決定では、「財務省は、IMF(国際通貨基金)の経済調整プログラム支援に沿ってこれらの負債を適切に再構築するため、一定期間、すべての「対外」債務の支払いを凍結することを決定した」と述べている。
財務省は、「これらの措置は緊急的なものであり、国の財政状況のさらなる悪化を防ぐための思い切った手段といえる」と強調する。
スリランカは、食料品およぶ医薬品の不足と同時に、長期的な停電に見舞われていることから、来週、クレジットプログラムに関してIMFとの交渉を開始することになる。
また、デイリー・ミラー紙によれば、スリランカの3月のインフレ率は18.7%で、2008年11月以来でもっとも高い割合となった。
同国は現在、1948年の独立以来最悪の経済危機を経験している。新型コロナウイルスのパンデミックにより観光客の入国は制限され外貨が不足。その結果、燃料を十分に調達できない事態になっている。新型コロナウイルスの流行は、同国の重要な外貨獲得源である観光業に打撃を与えている。
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