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「スポーツは政治とは関係のない存在だと強く信じたかった」 プルシェンコのアイスショーについてロシアのスケーターがコメント

先日ロシア南部で行われたエフゲニー・プルシェンコ氏のアイスショー「チャンピオンたちの結束」が、スケーターやファンの反発を引き起こしている。フィギュアスケーターたちは、愛国的なプロジェクト「平和のために!ロシアのために!未来のために!(このタイトルには『Z』の文字が入っている)」をこのアイスショーに組み込むことを決め、ロシアによるウクライナでの軍事作戦を間接的に支持する地元当局の行動に対して様々な反応を示している。こうしたことからアイスショーの開始は40分遅れ、イベント後にはペアのアレクサンドラ・ボイコワ選手(20)と女子シングルのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手(25)が、この出来事に対する自身のリアクションをSNSに綴っている。
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トゥクタミシェワは、自身のインスタグラムで次のように書いている
「私は、スポーツは政治とは関係のない存在だと強く信じたかったのですが、そうではないことが今日分かりました。私はフィギュアスケートが好きで、このスポーツが心の底から好きで、そのために生きています。大会に出たいし、スケートをしたい。新しいプログラムを滑りたい。アイスショーに参加したい。しかし、アスリートのパフォーマンスが人心操作や説得のための手段になってはいけないと思います。私はとても当惑しています」
「こんなことになるとは思いもしませんでした。誰も知らなかったのです。とても残念に思います」
ボイコワも、「皆さん!エフゲニー・プルシェンコ氏の『チャンピオンたちの結束』に参加しているだけなのだと伝えたいです。私たちはプログラムをショーで披露するだけの予定です。私たちの活動とはフィギュアスケートであり、それ以上ではありません」、「ショーが始まるまでこのイベントについては知りませんでした!このイベントは私たちには関係がありません」と投稿している。
その後、プルシェンコ氏の妻でプロデューサーのヤナ・ルドコフスカヤ氏は、このアイスショーは政治とは無関係であり、世界的な制裁下にあるロシアのアスリートを支援するためのものだとSNSに綴っている。
「Z」という文字は、ウクライナで軍事作戦に参加しているロシアの軍用車両に書かれており、ロシアではこの「Z」の文字がロシア軍への支持を示す非公式のシンボルとなっている。
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