ウクライナでの露特別軍事作戦

ゼレンスキーが親露派政党党首の拘束を指示、捕虜との交換をロシア政府に提案

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は親ロシア派政党「野党プラットフォームー生活党」のヴィクトル・メドヴェチュク党首を拘束するよう保安庁に命令し、捕虜となったウクライナ兵との交換をロシア側に提案した。イリヤ・キヴ元ウクライナ最高会議議員によると、 東部の要衝マリウポリで籠城していた精鋭部隊「アゾフ大隊」や海兵隊の多くがロシア軍に投降したというニュースから社会の関心をそらすために情報戦上の大きな成果がゼレンスキー大統領には必要だったという。
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ウクライナ保安庁のイワン・バカノフ長官は12日、ゼレンスキー大統領の指示によりメドヴェチュク党首を拘束したと発表した。先にゼレンスキー大統領はSNSのテレグラムに拘束されたメドヴェチュク党首の写真を投稿し、ウクライナ保安庁による特殊作戦が実行されたと発表していた。
キヴ元最高会議議員はSNSに投稿した中で、次のようにゼレンスキー大統領の行動を分析した。
ゼレンスキーには情報戦上の大きな成果が必要で、それによってマリウポリに展開していた「アゾフ」(ウクライナ民族主義の精鋭部隊、ロシアで刑事訴追)、及び海兵隊の失敗と壊滅というニュースをかき消す必要があった。メドヴェチュクは然るべきタイミングまでウクライナ保安庁の管理下に置かれていた可能性があり、社会の関心をそらす必要が生じたことから、「輝かしい」作戦が実施され、親ロシア派政党の党首が拘束されたと発表したに違いない。
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ゼレンスキー大統領はメドヴェチュク氏と捕虜の交換をロシア側に提案している。ゼレンスキー大統領によると、メドヴェチュク氏はロシアによる特殊軍事作戦開始から終始潜伏を続けており、「ついに国外逃亡を試みた」ことから保安庁によって拘束されたという。
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