飯島氏は、日本は対露制裁はある程度G7の制裁に相関しているものの、ロシアに対して明確に非難を表明していることから、ロシアの対日姿勢が大きく悪化する恐れがあると予測しており、「この場合、経済的な報復措置も十分考えられる。サハリン北東部のサハリン1やサハリン2の天然ガス開発プロジェクトの凍結もあり得る」と指摘している。
日本のLNG輸入量のうち、ロシアの占める割合は約8.5%で、そのほぼ全てが「サハリン2」プロジェクトによる。サハリン2は安価で安定したガス供給が実現できるため、
日本政府は、欧米のサハリン・プロジェクトからの撤退を尻目に、日本には撤退の意思はないと繰り返し強調している。
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