同長官は、「プーチン大統領とロシアの指導部が直面した軍事的挫折を考えると、彼らは落胆している可能性」があり、そのため、ロシア側が戦術的または小型の核兵器でウクライナ領内を攻撃するおそれがあると懸念を表明した。
戦術核とは、戦場での使用を想定した破壊力の弱い核兵器のことで、ロシアはこうした兵器を大量に保有している。
しかし、バーンズ長官は、兵器の使用や軍の配置を示すような計画に関しては、情報を得ていないと述べた。
また、同長官は、中国の習近平国家主席を「プーチンの侵略における沈黙のパートナー」と呼び、中国の行動を非難した。
バーンズ長官は2005年から2008年にかけ在露米国大使を務めた。同氏はロシア語とフランス語、アラビア語を話すことができる。
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