ブルームバーグ紙は、国際政治が専門のジョンズ・ホプキンス研究所のハル・ブランデス教授の発言を引用し、「西側同盟国は、武器をウクライナにさらに供与するか、または自国の防衛のために備蓄するかという選択に直面している」と報じた。
ブランデス氏は、ロシアがウクライナ東部への進出を準備し、戦争が危機的局面を迎える中、「民主主義の兵器庫は枯渇しつつあり」、米国はウクライナ政権が軍備に必要とするだけの武器を迅速に増産することができないとの見方を表している。
「機械、熟練労働者、利用可能な生産能力が不足しているため、再軍備は遅れる恐れがある。例えば、米国はウクライナ向けのスティンガーミサイルを迅速に増産できない。なぜなら、必要な人員が不足しているからだ。国防総省の約7500億ドルの予算の大部分が弾丸や爆弾以外のものに充当されており、米国の主要兵器の備蓄は想像以上に少ない」
関連ニュース