ヴェルシニン氏によると、国連人権理事会が取り決めた文書では、理事会のいずれかの国の資格が停止された後の措置について一切述べられていない。同氏は、2011年に国連人権理事会がリビアの資格を停止したときのことに言及し、リビア代表団が継続できたのは会議場にいることのみで、しかもリビアのネームプレートは置かれていなかったと述べた。
ヴェルシニン氏は「ロシアが4月7日に『リビアのシナリオ』に同意していた場合、我われは本質的に国連人権委員会の理事国任期の残りの1年半、同じような『権利剥奪』を受けていただろう。我われは寡黙な傍観者の役割を務めることになっただろう。それ以上ではない」と強調した。
同氏は、このような選択肢はロシアを満足させることができなかったため、国連総会が国連人権理事会におけるロシアの理事国としての資格を停止する不当かつ政治的動機に基づく決議案を採択した直後、任期途中で自ら離脱を発表することが決まったと説明した。
ヴェルシニン氏は「このような措置の結果が、理事国の地位からオブザーバーの地位への移行である」と指摘した。
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