ペルー原油流出事故 約900の生物が死亡

ペルーのオンブズマン事務局は、スペインのエネルギー企業レプソルの製油所で発生した原油流出事故で、絶滅危惧種を含む約900の生物が死亡したと発表した。
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オンブズマン事務局は「現時点で、絶滅危惧種を含む約900の死骸が確認されている」と発表した。
原油流出から3カ月がたったが、被害を受けた浜辺はいずれもクリーンであるとは正式に発表されていない。一方、レプソルは、被害を受けた46ヵ所の浜辺のうち21カ所のクリーンアップを報告した。
電力需要ブームで地球の環境汚染はカタストロフィー
1月15日、ペルーの首都リマの北にある製油所で荷降ろし中だったタンカーから約1万バレルの原油が流出した。海洋汚染の面積は約110万平方メートルに及び、合わせて1万8000平方キロメートル超の2つの保護区の動植物相が危険にさらされた。
製油所を所有するレプソルは、1月15日にトンガ沖で発生した海底火山の噴火に伴う高波が原因だと発表。ペルー政府は「環境非常事態」を宣言した。
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