パリでは16日、複数の抗議活動が開催された。極右政治家、およびファシズムに反対する行進は民主派の「黄色いベスト運動」が主催した。参加者らは極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首の選出に反対したほか、「マクロンもNO、ルペンもNO」とシュプレヒコールをあげ、決選投票をボイコットするよう呼びかけていた。
警察の発表によると、この抗議活動には9200人の市民が参加した。抗議活動は平和裏に開催されていたものの、無政府主義の過激派団体「ブラック・ブロック」が合流したことにより、 警察との衝突に発展した。過激派の若者らは治安当局にビンなどを投げつけたことから、警察は複数回にわたって催涙ガスを使用した。
同時にパリ第8区では、マクロン大統領を批判する抗議活動が開催された。抗議活動は極右政党「愛国者」が組織し、参加した市民は「ネバ―・マクロン」とシュプレヒコールを続けていた。
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