ウクライナでの露特別軍事作戦

拘束された親露派党首の妻、捕虜との交換をプーチン大統領とサウジ王子に懇願

14日にウクライナ当局によって拘束された新生の親ロシア派政党「野党プラットフォーム・生活党」のビクトル・メドヴェチュク党首の妻であるオクサーナ・マルチェンコさんはロシアのウラジーミル・プーチン大統領に向けて投稿したビデオメッセージの中で、拘束された夫と捕虜になった外国人傭兵らの交換実現に向けた支援を呼びかけた。
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マルチェンコさんは動画投稿サイトYouTube にアップロードした動画の中で、プーチン大統領に向けて次のように呼びかけた。
親愛なるウラジーミル・ウラジーミロビチ。私はウクライナ野党の政治家、ビクトル・メドヴェチュク・ウクライナ最高会議議員の妻です。政治的動機によってキエフ政権が不当な形で拘束した私の夫と捕虜の交換に向けた支援を要請します……よくご存知の通り、ビクトルに用意されているこの恐ろしい裁判は常識外れで、自らの原則を一貫して公けに貫いている野党の政治家にとって不当な裁きとなるでしょう。私はビクトルが関わるこの裁判に正当な裁きがあるとは信じていません。交換を提案することでのみ、彼を救うことができると理解しています。
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そのほか、マルチェンコさんは同様に不当な形で拘束されたその他の著名人と捕虜の交換実現に向けた支援を呼びかけている。
ウクライナ保安庁の間でも、自らの姿勢を表明し、真実を口にしただけで拘束されている人物が多く、そうした職員の解放に向けた協力を呼びかけた。
マルチェンコさんによると、メドヴェチュク氏はロシア国内での引き渡しに同意しているという。
また、マルチェンコさんはサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対しても捕虜との交換に向けた協力を呼びかけた。サウジアラビアは英国との関係が深いことから、捕虜になった英国人傭兵とメドヴェチュク氏の交換が実現するよう、ボリス・ジョンソン英首相に影響を行使するよう訴えた。
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メドヴェチュク氏は現在、西部リビウで拘束されており 、保釈金の支払いによる釈放も認められていない。
なお、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、ウクライナ側はメドヴェチュク氏と捕虜の交換をロシア側に提案しているものの、まだロシア側から返事がないという。
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