この研究では、習慣を形づくり、確立するのはモチベーションや意思の力ではないことが示された。
トラバース教授が説明のために挙げた一例は、ある人がメールの連絡先を友人と共有する約束をした、メールアドレスを書いたノートは家にあるという状況。約束をどうやったら忘れずに済むか。トラバース氏が示す最も効果的な方法とは、自宅でコンピュータの電源を入れ、友人に必要なメールを書くよう、自分を設定すること。これと同様の連鎖原理を習慣形成にも用いてみる価値はある。
このように習慣形成には、脳の連想結合能力を利用しなくてはならない。そうすることで、ここぞという時に「あのようにする」のではなく、「こうしなければいけない」ということを思い出すことができる。
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