同教授は、男女それぞれの友情は、すべての人の幸福と平穏な暮らし、そしてキャリアにとって不可欠な条件となっていると確信する。原則として、友達となる人は、信頼できる人や楽しい時間を過ごせる人、近くに住んでいる人、共通点の多い人が選ばれる。しかし、同教授によれば、男性と女性は、友情とは違ったものを期待しているという。
マクアンドリュー教授は、男性は女性に比べ、友人がたくさんいることを自慢することがはるかに多いが、しかし、親しい関係と呼べるのはごくわずかしかいないと指摘する。同教授は、一方で女性は「友人」という概念に、より具体的で深い意味を持っているため、「親友」と呼ぶ人は非常に限られていると述べた。また、同教授は、男性は、自分の友人が裕福で社会的地位が高いことを好むが、女性にとっては、友情においてもっとも大切なことは、特にパートナーとのもめごとを解決する際の感情的なサポートだと強調した。
マクアンドリュー教授によれば、男女の友情に関するさまざまな考えの根源は、遠い過去に関係しているのだという。男性は古代、グループで移動を行い、狩りをし、襲撃に参加していたため、彼らは肉体的に強く、勇敢で、威圧的な仲間を重んじるようになった。一方、古代の女性は住居にいて、食料を集め、子供の世話をしていた。女性は、配偶者の部族に加わることから、親族の援助を受けることができず、そのため、周囲の人たちを注視し、別の部族の女性たちと友好的な関係を確立しようとした。同教授は、細部への洞察と注意は、日常生活や子育てを助けてくれる人を見つけるのに役立ったと指摘する。同教授によると、今日、女性同士の友情にはかつての名残を見ることができ、たとえば、大切な日を憶えていることや思いがけない贈り物、気遣いなどがこれにあたるのだという。男は通常、そういう些細なことに気を配ることができない。
通信社「スプートニク」は以前、アフガニスタンでタリバン政権が娯楽施設への入場日を男女別々に分けたことを報じた。
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