ジョウクヴァ氏は、ウクライナのテレビ局「1+1」に出演した中で「欧州委員会(EC)のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が4月8日にウクライナを訪問した際、(ウォロディミル・ゼレンスキー)大統領と取り決めたように、ウクライナ側は1週間以内にフォン・デア・ライエン委員長が持参した調査書に回答している」と明らかにした。
そして「主導権は今後、欧州委員会側に渡る。ウクライナがコペンハーゲン基準を満たしているかどうか、勧告を用意するだろう。勧告や評価がなければ、我々をEU加盟に導いてくれる者はいない」と指摘した。
ジョウクヴァ氏によると、ウクライナ大統領府はEUの勧告が「前向きである」ことを期待している。
フォン・デア・ライエン委員長は、4月初旬にキーウ(キエフ)を訪問した際、EU加盟に関する交渉の開始に向けた調査書をゼレンスキー大統領に手渡した。フォン・デア・ライエン委員長は、調査書は「今後数ヶ月の協議の基礎」となると強調した。また、ウクライナのオリハ・ステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相は、同国政府が調査書を受け取り、6月に候補国になることを望んでいると明言した。
2月28日、ゼレンスキー大統領は、ウクライナのEU加盟申請に署名した。翌日、欧州議会はウクライナに加盟候補国のステータスを与える決議を採択した。先に、EU常駐代表らは、ウクライナ、ジョージア(グルジア)、モルドバによるEU加盟申請の評価を用意するよう欧州委員会(EC)に指示することで同意した。
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