露ズベルバンク、ウクライナのアプリ開発会社による大規模攻撃を阻止 ロシア人のカードが標的に

ロシア最大手のズベルバンク(ロシア貯蓄銀行)は、ウクライナにおけるロシアの特殊作戦の開始後、ウクライナのアプリケーション開発社によるロシア人のカードを標的にした大規模攻撃を阻止した。この会社は顧客カードの情報を収集し、これに基づき大量の引き落としを試みたという。同行取締役会のスタニスラフ・クズネツォフ副会長がリアノーボスチ通信のインタビューで明らかにした。
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クズネツォフ氏は「当行のカードを持っている多くのロシア市民に対して行われた攻撃について話したい」とし、「特殊作戦の開始直後、我々は利用客のカードからの大規模な資金引き落としを阻止した」と明らかした。「しかも、引き落としの試行回数は1分あたり数万回に達した。我々の調査によると、これらの引き落としは、モバイルアプリの開発者であるウクライナのとある会社が引き起こした」とのこと。
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この会社は、国際決済システムの要件に違反し、約50のさまざまな公式アプリを持っており、顧客のカード情報を収集して保存したとクズネツォフ氏は指摘している。
クズネツォフ氏によると「この会社は食事の提供プランやフィットネスプログラムの提供などといったサブスクリプションなど、アプリで法的サービスを行っていた。」同氏は「ある日、この会社は蓄積されたデータベース全体を通じて大量の引き落としを開始した。我々は数十万回におよぶ引き落としの試行を阻止した」と語った。
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