ウクライナでの露特別軍事作戦

ブチャ煽動 ロシアは国際的捜査を国連で発案しない意向

ロシアは、ブチャの煽動を含むウクライナにおける事件の国際的な捜査の開始を発案しない。ロシア外務省国際機関局長のピョートル・イリイチェフ局長はリアノーボスチ通信からの取材に対し、こう明らかにした。
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「これまでのところ、このテーマは国連で提起されていない。どのような捜査が行われうるのか、誰がそれを主導するのかを見る必要がある。残念ながら、国際刑事裁判所をはじめとする機関のこれまでの捜査ではもっぱら偏った態度が示されている」
イリイチェフ局長は、西側は国際刑事裁判所を通じての捜査を決めたことで、「独自の方法で踏み出しはじめた」ものの、ロシアもウクライナも国際刑事裁判所には加盟していないため、これによる捜査は困難が予想されるとの見方を示した。
これに先立ち、日本は国際刑事裁判所の場でのロシアの「戦争犯罪」に対する捜査に参加する意向を表明している。
ウクライナでの露特別軍事作戦
集団的西側社会は目、耳を覆い、何にも耳を貸そうとしない 露大統領府報道官
ロシア国防省は3日、ウクライナ・キーウ州ブチャにおける民間人殺害について、ウクライナ側による非難を否定した
ロシアのプーチン大統領は、2022年2月24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
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