イエメン大統領評議会、権力の座に 南都アデンで宣誓式

イエメンの大統領指導部評議会は19日、南都アデンの同国議会で権力の座についたことを表明する宣誓式を行った。7年間にわたり内戦が続く同国において、評議会は国際的に承認された正当な支配者となった。
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宣誓式の様子はアラビア語国際放送「アル=アラビーヤ」で中継された。宣誓式には国連のイエメン特使のほか、ペルシア湾岸国を含むアラブ諸国などの外国大使らが参加。評議会の構成員らは、「イエメンの繁栄と発展のために協働する」と述べた。
イエメン内戦 一時停戦宣言
評議会は今月7日、サウジアラビア・リヤドで行われたイエメンの政治指導者間の協議を経て創設。これに伴い、アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領は、有力な政治家8人が参加する評議会にすべての権力を移譲した。
イエメンでは2015年から首都サナアを含む北部を実行支配するシーア派団体「アンサール・アッラー」(フーシ派)との内戦が続いており、4月初旬に一時停戦が宣言されていた。
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