インドの石油精製企業はロシア産原油の供給が近く増加することを期待している。ウクライナにおける戦闘行為が早期に終結する見込みはなく、欧州はロシア産原油に対する規制を強化すると消息筋は分析している。
インドの国営企業は、トレーダーらからロシア産原油を1500万バレル以上購入したという。これらの支払いはいずれも銀行を介してドル建てで行われた。現時点では輸送コストが高いことから、ロシアからインドに供給される燃料がインドの輸入量全体に占める割合は低い状態となっている。ロシアからの輸入量が増加したとしても、その割合はインドが輸入する燃料全体の1%以下にとどまるという。
インド企業は輸送費込みでロシア産原油を購入しており、これにより輸送と保険のコストを節約している。
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