記者からのインタビューに対し、17歳のトルソワは5回転を跳べるようになるためになんでもするとの決意を明らかにし、「5回転の習得を目指し、それを女子の中でも、男子の中でも、一番に成功させたいと思っています。まだ5回転は誰も跳んだことがないのですから」と話した。
ロシアのトルソワは北京五輪女子シングルのフリープログラムで、世界で初めて4回転ジャンプを5回成功させた。しかし、それでも金メダルには手が届かず、アンナ・シェルバコワが金メダル、トルソワは銀メダルとなった。トルソワは、北京五輪で優勝するために最大限に努力したと打ち明けている。しかし、1つのプログラムの中で5度の4回転ジャンプに挑戦した理由は、勝利を目指すことだけではなかったとも語っている。「わたしは同じ場所に留まっているのが嫌いで、常に前進したい性分なのです」。
コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏はトルソワの成功を高く評価している。トゥトベリーゼは北京での驚異的な演技の後、「トルソワは不可能が可能であるということを証明し、再び、女子フィギュアのステレオタイプを覆しました。アレクサンドラは、ガガーリンのように、わたしたちを宇宙に連れて行ってくれます。そのような意味で、彼女は初めての選手であり、もしかすると唯一の選手であるかもしれません」と述べている。
トルソワ選手が、インスタグラムで、赤の広場(ロシア、モスクワ)で、難易度の高いクリムキンイーグルを披露したダイナミックな映像を投稿したというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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