スリランカは現在、アジア諸国の中で最も高いインフレ率となっており、食糧や燃料の供給途絶、輸入品の支払いに必要なドルの不足など、1948年の建国以来最悪の経済危機に陥っている。
この経済危機を受け、中心都市コロンボにある大統領府前をはじめ、各地で連日抗議デモが行われている。また、19日にはコロンボ北郊の都市で警察がデモ隊に発砲。1人が死亡し、24人が負傷した。
こうした燃料や食品価格の急騰などに対する抗議デモは南米ペルーでも行われた。デモが暴動に発展し警察と激しく衝突した末、少なくとも4人が死亡している。