開発したのはNASAの研究所「グレン研究センター」で、合金は「GRX-810」と名づけられた。
NASAのデール・ホプキンス氏は「まさに酸化物ナノ粒子がこの合金にこれらの特性を与えている」と述べている。
結果、合金は1000度以上の高温でも長時間にわたって特性を失わず、別の同様の合金と比較して引張及び曲げにおいて3倍の弾性を有している。
弾性は、摩耗に耐えるために役立つ最も重要な特性の1つ。コンピュータシミュレーションによって正しい組成を選択することができたという。
この合金は、まず信頼性の高い耐摩耗性のロケットエンジンの製造に役立つ。ロケットエンジンの燃焼室とノズルは、高温ガス、高圧、強い振動の影響にさらされている。
新たな合金は、より長期間修理を必要としないほか、燃料消費量の削減も可能にするという。
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