ウクライナでの露特別軍事作戦

アゾフ大隊の副司令官がSNSで第三国に支援要請、マリウポリから兵士らを救出せよ

ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」(ロシアで刑事訴追される)のスヴャトスラフ・パラマル副司令官は、「第三者」による支援のもとであればマリウポリから退避する用意があると表明した。副司令官のビデオメッセージはSNSで拡散されている。
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パラマル副司令官はSNSに投稿したビデオメッセージのなかで次のように呼びかけた。
我々は自らの銃器を携行したまま第三者による支援のもと退避する用意があり、これによって我々に託された人員を救出したい。
このビデオメッセージについてロシア国家防衛管理センターのミジンツェフ所長はコメントし、退避に関する決定権を握るのはウクライナ中央政府であるとし、国際社会に呼びかけるのは「お門違いである」と批判した。ロシア側は連日、兵士らに投降を呼び掛けており、武器を置いて降伏する兵士には安全を保証すると強調している。
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なお、ドネツク人民共和国の国民警察とロシア国防軍は20日、ウクライナ兵らが籠城を続けるアゾフスタリ製鉄所の敷地に人道回廊を設置し、この日だけで127人の民間人を救出した。救出された民間人はいずれも安全な場所で保護されている。 ロシア側の情報によると、アゾフスタリ製鉄所で籠城するアゾフ大隊は民間人を拘束し、「人間の盾」として利用しているという。ロシア軍が傍受した通信によると、アゾフスタリ製鉄所で籠城するウクライナ兵と外国人傭兵部隊は投降を希望しているものの、中央政府の許可がないという。許可なく投降した場合、兵士らは軍法会議にかけられ、最悪の場合は処刑されるとロシア国防省は評価している。
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