カービー報道官によると、米海軍は黒海地域で軍事作戦の展開は予定していないほか、マリウポリの民間人を救出する作戦も計画していないという。さらに、空軍が出動し、空から住民を救出するなどの計画も立てていない。
先に米国務省のビクトリア・ヌーランド国務次官補はNATO(北大西洋条約機構)の同盟国に対し、仮にロシアがこれを許可する場合、マリウポリの民間人と負傷兵を救出する活動に参加するよう呼びかけていた。
これに対し、 ロシア国防省はマリウポリのアゾフスタリ製鉄所に籠城するウクライナ兵、及び外国人の傭兵部隊に対し、降伏を一度ならず呼びかけてきた。
先にプーチン大統領は当初の目的にそぐわないとし、予定されていた製鉄所への強行突破作戦を中止した。セルゲイ・ショイグ国防相によると、アゾフスタリ製鉄所には2000人以上の兵士が籠城を続けているという。
関連ニュース