テニス協会 ロシア選手のウィンブルドン出場停止で救済策を検討へ

男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)は来週、ウィンブルドンや英国の他のトーナメントへの出場を停止されたロシアおよびベラルーシ選手を保護するためにどのような特別措置を講じるべきかを決定する。デイリー・メール紙が報じた。
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同紙によると、ロシアとベラルーシのテニス選手を保護するための提案のひとつとして、英国大会での過去の成績を考慮する場合、ランキングの一部を凍結することが検討される。
ランキング凍結という措置は、直近では新型コロナウイルスのパンデミックの中でとられている。その際、ランキングの算定用として獲得したポイントは最低でも通常の2倍以上の期間保持された。
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あるテニス組織の役員である情報筋は、「どこかの大会でプレーすることを禁止されたということだけで、年末のツアー最終戦またはランキングにもとづく別の大会への出場を見送らなければならない選手が生まれることを、どうして認めることができるでしょう?」と語った。
また、ATPとWTAは、英国のトーナメントからランキング付けのためのポイントを剥奪するなど、より重い制裁も検討している。
ATPの運営陣は、来週マドリードでこの問題について協議することを予定している。
ウィンブルドン選手権は6月27日から7月10日までの日程で開催される。先に英国スポーツ省は、テニスのウィンブルドン選手権にロシア選手が出場を認められるのは、彼らが自国の大統領を支持しないことを保証した場合に限ると表明した。
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