ロシアの天然ガス輸入禁止は、ロシアよりオーストリアに「打撃」=オーストリア財相

オーストリアのガス産業はロシア産天然ガスに依存しており、ロシア産天然ガスの輸入禁止措置は、ロシア自身よりもオーストリアに強い「打撃」を与えることになる。そのため、オーストリアはこの禁輸措置を支持しない。オーストリアのマグヌス・ブルナー財相が、このような考えを示した。
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同氏は、「制裁があなたにより強い打撃を与えるものであれば、あまり効果がないと私は思う」と米CNNのインタビューで語った。
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ブルナー氏は、オーストリアの産業はロシア産天然ガスに依存しているため、「選択の余地はない」と述べ、ロシア経済よりもオーストリア経済により「大きなダメージ」を与える制裁は意味がないと強調した。
オーストリアのカール・ネーハマー首相は以前、オーストリアとドイツ、ハンガリーはロシア産天然ガスの輸入禁止に反対しており、制裁は欧州連合(EU)ではなくまずはロシアに痛みを与えるべきものであるとの考えを示した。
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