ウクライナでの露特別軍事作戦

元独首相がロシア産燃料の禁輸措置に反対、ロシアの孤立は不可能

ドイツのゲアハルト・シュレーダー元首相はロシア産のエネルギー燃料に対する輸入禁止措置に反対する姿勢を表明し、今後もロシアは天然ガスを供給し続けると表明した。
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シュレーダー元首相はニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じた中で、ロシアはガスの供給を停止するかとの質問に対し、「そうはならない」と明確に表明した。また、禁輸措置が実現する場合、元首相は「役職を降りる」と発言した。元首相はロシアの国営石油企業「ロスネフチ」の会長を務めるほか、ロシアとドイツが共同で開発した天然ガスのパイプライン、ノルド・ストリーム2を管理するノルド・ストリームAGの筆頭株主となっている。元首相は取材の中で次のように発言した。
全般的に言って、1960年代初頭からソ連、その後はロシアとの協力関係は欠かせないものとなっている……冷戦期の最も厳しい時期であれ問題は一切なかった。
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先にドイツのオラフ・ショルツ首相はロシアからの天然ガス輸入禁止措置について、これは実現不可能であり、この措置によってロシアがウクライナにおける特殊軍事作戦を停止することはなく、ドイツ、ひいては欧州全体にとって大きな損失を引き起こすに過ぎないとコメントした。
またシュレーダー元首相はロシアを政治的、経済的に孤立させることは不可能であると発言した。ドイツの産業はロシアの資源に依存しており、それは石油、天然ガスに加え、レアメタルなどについても同様のことが言える。これらの資源は代替不可能で、ロシアとの協力は続くと表明した。
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