同局によると、シドニーに入港したのは外洋クルーズ船「パシフィック・エクスプローラー号」。このクルーズ船は1998人が乗船できる客船で、5月31日まで現地に留まり、その後乗客を乗せて出航する予定。同国で外洋クルーズ船の寄港が禁じられることになったのは、2020年3月に帰港したクルーズ船「ルビー・プリンセス号」の一件。シドニーで下船した船客が新型コロナウイルスをオーストラリア全土に拡散させ、900人が感染、28人が亡くなった。これにより、同国では2020年3月に外洋クルーズの発着が禁じられ、約2年後の2022年4月17日にこの措置は解禁された。
現在、オーストラリアのクルーズ会社は、2年間の休止期間を経て、新型コロナに関する新たな規制を受けながらも、事業の復活を目指して社員の募集を行っている。同局によると、外洋クルーズ船に乗船する12歳以上の客は、新型コロナウイルスワクチンの2回接種を終えたことを証明する書類を提示しなければならない。また、すべての乗組員は、ワクチンの3回接種が義務づけられるという。乗客はクルーズ船に乗船する前に、新型コロナウイルス検査の陰性結果を提出する必要がある。さらに、ワクチン接種をしていない12歳未満の子どもの乗客の割合が、クルーズ船の全乗客の5%以下でなければならないという。
スプートニクは以前、韓国が新型コロナウイルスのパンデミックに関連して導入した制限の一部を解除し、ロシアと他の46カ国の国民に対するビザ免除措置を再開したと報じた。
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