バイナンス 北朝鮮のハッカーに盗まれた7億4500万円を回収

仮想通貨取引所「バイナンス」は、NFTの人気ゲーム「Axie Infinity」のサイドチェーン「Ronin」がハッキングされ、不正に流出した580万ドル(約7億4500万円)を回収した。この犯罪を行ったのは、北朝鮮のハッカー集団。
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バイナンスの趙長鵬(ジャオ・チャンポン)CEOは、「北朝鮮のハッカー集団が、盗まれた『Axie Infinity』の資金を今日、動かし始めた。その一部はバイナンスに流れ、86のアカウントに分散されて送信された。我々は580万ドルを回収した。過去にも他のプロジェクトで何度か流出した資金を回収している」とツイッターに投稿している。
米国は先週、北朝鮮との関係が指摘されているハッカー集団「Lazarus Group」に制裁を課した。また、米財務省は同集団のイーサリアムのアドレスをブラックリストに加えた。
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3月には、「Axie Infinity」を運営する「Roninブリッジ」がハッキングされ、6億2500万ドル相当(約800億円)を超える仮想通貨が流出した。
この事件は現在、分散型金融のハッキング事件で最大規模のもの。
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