ウクライナでの露特別軍事作戦

EU、対露制裁第6弾を導入の意向 ロシアのエネルギー部門に影響=欧州委員会副委員長

欧州連合(EU)は、ロシア産石油の輸入に影響を及ぼす対露制裁の第6弾を準備している。欧州委員会のヴァルディス・ドムブロウスキス上級副委員長が明らかにした。
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ドムブロウスキス氏は、英紙タイムズのインタビューに対し「我々は制裁の第6弾に取り組んでおり、検討中の問題の1つは、何らかの形による石油禁輸だ。制裁を導入する際、我々はロシアへの圧力を強化するような方法で行わなければならないのだが、一方で我々自身への損害を最小限に抑えなければならない」と述べた。
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ドムブロウスキス氏によると、ロシア産石油に関する制裁の詳細はまだ合意に至っていない。同氏は、制裁にはロシア産石油の段階的な輸入停止や、一定の価格上限を超える輸出に対する関税の導入が含まれる可能性があると指摘した。
EUは、ほぼ完全に外部からのガス輸入に依存している。欧州委員会(EC)が以前報告したところによると、ロシアは2021年、EUの輸入先の約45%を担う主要なガス供給国だった。ECのフォン・デア・ライエン委員長は、2027年までにEUのロシア産ガス、石油、石炭への依存をどのように解消するかという計画について、5月中旬までに提示する予定だと話している。
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