日産によると、「グラウンド・トゥルース・パーセプション」技術とは、物体の形状や距離などを高精度で認識することができる次世代高性能ライダーとカメラ、レーダーからの情報を組み合わせることで周囲の空間と物体の形状を優れた正確性でとらえ、その変化をリアルタイムに把握する技術。この技術によりクルマは変化する状況を瞬時に分析し、自動で緊急回避操作を行うことが可能となるほか、前方の渋滞や路上の障害物などを遠方から検知して自動で車線変更することなども可能とするという。日産は25日、神奈川県横須賀市の同社のテストコースでデモンストレーションを行った。
日産は「将来の自動運転の時代において、お客さまに安心してクルマを使っていただくためには、世の中で起こる多次元に複雑な事故を回避するための運転支援技術が必須であると考えている」と発表した。
運転支援技術はその他のメーカーでも開発されている。たとえばホンダは、AI(人工知能)がドライバー一人ひとりに対応して運転ミスの軽減などにつなげる「知能化運転支援技術」を開発している。
なお25日、日産自動車は、電気自動車(EV)生産に経営資源を集中させるため、新興国向けブランド「ダットサン」の生産を停止する意向だと報じられた。
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