マサチューセッツ大学は2021年7月までに肺炎で入院した2万1000人の患者のデータを調べた。その結果、ほぼ5割の症例がSARS-CoV-2によるウイルス性肺炎で、その約3%にあたる312人が回復後に認知症と診断されていた。その一方で、別の原因による肺炎患者では約2.5%にあたる263人が認知症を発症していた。コロナウイルスによる肺炎で認知症を発症したのは主に70歳以上の患者で、記憶に支障が出る、自己管理能力が失われる、日常生活の課題をこなすことが困難といった症状が出ている。関連ニュース