北朝鮮が軍事パレード実施 「核武力を強化し続ける」=金正恩氏

北朝鮮の指導者・金正恩総書記は、4月25日の朝鮮人民軍(KPA)の創設を記念する軍事パレードの中で、北朝鮮は核武力を最大の急速度で強化し続けると表明した。韓国の聯合ニュースが、朝鮮中央通信を引用して報じた。
この記事をSputnikで読む
朝鮮中央通信(KCNA)によると、金氏は「武力を最大の急速度で強化、発展させるための措置を引き続き取っていく」と表明
金氏は「われわれの核武力の基本使命は戦争を抑止することだが、核が戦争防止という一つの使命にのみ縛られているわけにはいかない」とし、「(北朝鮮)の核武力はいつでも自らの使命と特有の抑止力を稼働させられるよう、徹底して準備されている必要がある」と指摘した。
マルチメディア
北朝鮮 金正恩氏、トップ就任10年 平壌で祝賀行事開かれる
また、金氏は「いかなる勢力であれ、わが国の根本利益を侵奪しようとするなら、われわれの核武力は二つ目の使命を決行せざるを得ないだろう」と語った。
軍事パレードは25日午後10時ごろ、北朝鮮の首都・平壌の金日成広場で行われた。韓国のメディアは、パレードには兵士約2万人が参加し、兵器や装備が集結したと報じた。パレードのリハーサルでは、極超音速ミサイル「火星8」や、先日発射実験が行われた大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など250を超える兵器が見られたとされている。
関連ニュース
バイナンス 北朝鮮のハッカーに盗まれた7億4500万円を回収
金正恩氏、高層マンションなどの竣工式に出席
コメント