報道官によるとプーチン大統領はアゾフスタリ製鉄所の敷地内から民間人を退避させる活動に国連、及びICRCの参加を許可したという。今後、ロシア国防省及び国連の人道問題調整事務所がこの点について協議を進める模様。
報道官によると、グテーレス事務総長とプーチン大統領は対面会談の中で、ウクライナにおける衝突地域から民間人を退避させ、さらには人道支援物資を供給する問題について検討を行ったという。特に会談ではマリウポリの状況に関心が寄せられた。
プーチン大統領によると、ロシア軍はアゾフスタリ製鉄所を完全に包囲しているという。ただし、強硬突破作戦を実施しないよう命令したため、現在戦闘行為は行われていないとのこと。またウクライナ政府側が敷地内に民間人がいると指摘している点について、ウクライナ軍が民間人の釈放を許可しないことを問題視した。その上で民間人を拘束し続けることは犯罪行為に等しいとし、その退避を積極的に支援する考えを示した。
関連ニュース