トルコ政府、ロシア製地対空防衛システムの追加購入を検討

トルコ政府はロシア製地対空防衛ミサイルシステム、S-400の追加購入を現在議論している。この追加購入は契約締結当初から想定されていた。トルコ国防産業庁のイスマイル・デミル長官が表明した。
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ロシアとトルコは4つの砲兵大隊に相当するS-400のミサイル購入に関する契約(総額25億ドル)を2017年に交わしており、トルコ側への供給は2019年の夏から秋にかけて実施された。当初の契約によると、さらに1連隊分のミサイルが供給されることとなっている。トルコのエルドアン大統領は2021年8月末、S-400の追加購入について問題はないと表明していた。
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デミル長官がトルコメディアTRT Haberの取材に応じた中で表明したところによると、政府間では第2弾の購入に関して議論が進められているという。
またウクライナでは現在、ロシアによる特殊軍事作戦が実施されているものの、この情勢はロシアとトルコの軍事協力にはいかなる影響も与えないと表明した 。トルコはロシアとウクライナの間で仲裁の役割を担っており、早期の停戦実現に向けて最大限の努力を費やしていると強調した。
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