一方、ブルガリア及びポーランドを経由するトランジット供給は継続されている。
ガスプロムは、ブルガリアやポーランドがトランジット輸送量からガスを許可なく抜き取った場合、それに応じてトランジット用の供給を減らすと警告した。
ドイツのエネルギー会社ユニパーは、ロシア産ガスのルーブルでの支払いについてドイツ政府と協議を続ける。協議は5月末に行われる見込み。オーストリアは、ガスの新たな支払いに関するロシアの条件を受け入れたと発表した。
プーチン大統領は3月23日、ロシアは非友好国へのガス供給の決済をルーブル建てに移行すると宣言し、EUや米国へロシア産の商品を輸出しても相手国の通貨で支払われるのであれば意味をなさないと明言した。一方でプーチン大統領は、ロシアはガス供給契約に明記された量と価格はそのまま維持するが、それはロシアが自国の評判を大事にしているからだと説明している。
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