原材料費、ウクライナ情勢で歴史的高水準、24年まで続くか=世界銀行

世界銀行は世界の原材料費の高騰について、2024年まで歴史的高水準が続くとの予測を報告書で示した。ウクライナ情勢の悪化が貿易市場に深刻な打撃を与えたためと説明し、紛争の長期化や対露制裁の追加といった事態になれば、価格上昇にさらに拍車がかかるとの見方を示している。
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報告によると、 エネルギー天然資源の過去2年間の価格上昇は、1973年のオイルショック以来最も激しく、2022年中には50%程度高騰すると予測。天然ガスの価格は今年中に2倍、石炭価格は80%上昇するとしている。
金属類は今年中に16%高騰の見込み。なかでも、ロシアからの供給の多いニッケルとアルミは、それぞれ52%、38%上昇するとみられている。
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