ヤロシェンコは2010年5月にリベリアで逮捕され、米国へ連行され、米司法により麻薬密売で有罪判決を受けた。ところが強制連行の事実について、米国公館はロシア領事館に通知を行わなかった。
裁判ではヤロシェンコは無罪を訴え、自分は1998年から旅客輸送分野で働いていたものの、ソ連崩壊後は一切貨物輸送を行わず、航空機の整備士として働いていたと主張していた。
トレバー・リードは元海兵隊員の留学生。2019年8月16日、モスクワで2人の女性とトラブルを起こし、住民の通報によって警察に逮捕された。リードは拘留中に警察官に暴行を加えたため、2020年夏、矯正所で9年の刑を言い渡されている。
公開された映像には、モスクワのブヌコボ空港に連行されたリードが米国に飛び立つ様子が映し出されている。
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