同紙の報道によると、EU諸国の大使らが来月4日にも会合を開き、来週末までに露産石油の禁輸措置について合意するとみられる。このほか、追加制裁には露銀行大手「ズベルバンク」についての制限も含まれる。禁輸措置はまずタンカーによる供給に導入される見込みで、石油パイプラインからの供給停止には数か月かかるとみられる。禁輸措置が実施されれば、世界でのエネルギー価格の更なる高騰が懸念される。ロシアのウクライナにおける特殊軍事作戦の開始後、これまでにEUはロシア産石炭の輸入停止などの制裁を発動。一方、エネルギーの安定供給の観点から、ロシア産石油・天然ガスの禁輸措置は見送っていた。関連ニュース