日本の外務省によると、この会談で岸田首相は、いかなる地域においても力による一方的な現状変更を絶対に認めてはならないとの考えを示した。また両首脳は、国際法および国連憲章の基本的な原則、独立・主権や領土の一体性を尊重する原則が守られなければならないことを確認した。ウクライナ情勢に関して両首脳は、即時停戦とウクライナへの人道支援が重要であるとの認識で一致した。さらに会談で岸田氏は、中国を念頭にした南シナ海での一方的な現状変更に強く反対すると述べ、両首脳は国際法の遵守が南シナ海の平和と安定に不可欠との認識で一致した。岸田首相は4月30日、ファム・ミン・チン首相が開いた晩餐会に出席し、ウクライナ情勢で連携する必要性を訴えた。関連ニュース