トルコ空軍、ギリシャでのNATO演習に不参加

トルコ空軍は5月にギリシャで予定の北太平洋条約機構(NATO)の合同演習へは、ギリシャとの意見の相違を理由に参加を見送ることを決定した。トルコ紙「Sabah」が伝えている。
この記事をSputnikで読む
Sabahの報道によると、5月9日から22日にギリシャ西部のアラクソス空軍基地で開かれる演習「NATO Tiger Meet」には、トルコのF-16戦闘機が参加予定だった。だが、現地ギリシャの空軍司令部は、トルコ軍機が常習的にギリシャ領空を侵犯し、島嶼部を通過飛行していることを理由に招待を撤回していた。
さらに同紙は、毎回演習の前には開催国が実施についての技術的な取り決めを準備するものの、今年のギリシャ側が用意した文書には、トルコに対抗し、両国の意見の不一致に向かわせるような内容が含まれていたと説明している。
トルコ政府、ロシア製地対空防衛システムの追加購入を検討
トルコ空軍はこの文書が国際法に反しているとし、修正を要求したものの、ギリシャ側は応じなかったとしている。トルコ政府はこうした振る舞いをギリシャ側の巧妙な術策とみなしている。
関連ニュース
イラク北部軍事作戦第1段階完了=トルコ国防相
シリア行きのロシア機に対し領空封鎖=トルコ外務省
コメント