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豪心理学者 瞳孔の動きで「アファンタジア」判断へ

オーストラリアの心理学者らが「心的イメージを思い浮かべることができず、頭の中でイメージを視覚化することのできない状態」いわゆる「アファンタジア」の新たな兆候を発見した。研究論文がeLifeに掲載された。
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物や人の顔を視覚的に想像できない「アファンタジア」現象は、はるか昔、1880年にすでに記述されている。データは様々であるが、世界の人口の2.5-3%にこの現象があるという。
実験の中でアファンタジアの被験者と正常な想像力の被験者に、灰色を背景にした鮮明な形体と暗い形体の絵を見せたところ、被験者全員の瞳孔が光の具合に応じて閉じたり、拡大するなどの反応を見せた。しかし同じ対象を想像しようとすると、正常なグループの瞳孔は開閉するが、アファンタジアの参加者の瞳孔にはほぼ変化がなかった。
研究者によると、今後は血液検査のような客観黄な生理学的検査を構築し、アファンタジアをもつかどうか正確に判断する可能性が出てきたという。
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