同施設は、世界でもっとも高位置に設置された設備となり、8430メートルに置かれた同様の設備の代用となる。2019年、米国と英国の学術探検隊がエベレスト山頂の南部に気象観測施設を設置していた。この間、13人の研究者が学術探検に参加し、その遠征で計8つの気象観測施設が設置されると報じられていた。遠征では、エベレスト地域の大気環境と雪氷圏の変化に関する科学的データを収集するとともに、気候温暖化との関連で、エベレストの超高度地帯における環境変化の法則性を解明するが期待されている。関連記事